18.04.28
挙式でこそ着たい!格式高い色打掛
さまざまな色柄がそろい挙式場や披露宴会場に合わせて選べる色打掛。
一般的にはお色直しで着る花嫁が多いですが、白無垢と同様に格の高い衣裳なので、挙式で着用するのはもちろんルール的にOK!
色としては白以外に黒や赤、鶴などの古典柄が儀式の衣裳にはふさわしくオススメです。
白無垢姿には文金高島田に綿帽子や角隠しをつけるのが正式ですが、色打掛では洋髪を合わせる花嫁も最近では増えています。
大事な挙式だからこそ着たい、絢爛豪華で格調高い色打掛をご紹介します。
桂慶長御所解き金駒刺繍
歴史を重ねた木造建築に映える赤と古典柄
魔を払う祝いの色である赤の地に、古きよき日本画の伝統を象徴する「琳派鶴」が飛び立つ姿が描かれた打掛。
京都の西陣で織り上げた錦の織地に金糸で手刺繍を施した、特別な逸品です。
総刺繍草花複合文
古典的でありながらもモダンな柄の打掛
赤と黒の大胆な配色。
縁起のいい松と四季折々の花を織り交ぜた古典柄が描かれ、伝統的でありながらも新鮮な雰囲気に仕上げられ、大人っぽく個性的な花嫁にお似合いです。
菊寿の宴
菊花と鶴が描かれた、格式高い友禅の一着
日本を代表する菊花と、おめでたい丸花文様、そして幸せの象徴である鶴が描かれた打掛。
真紅と金箔との調和が華やかさと格式を醸し出し、披露宴のお色直しはもちろん、挙式で着るのも素敵です。
本手描友禅の第一人者として知られる秋山章氏による作品。
松とてっせん
鮮やかな赤に老松、花嫁らしく豪華な色打掛
刺繍で描き出された彩り豊かなグラデーションのテッセンの花と、力強い老松(おいまつ)のコントラスト。
さらに松の背景には金の霞(かすみ)とおめでたい翔び鶴を配した豪華な色打掛は、左右で表情が異なる点も写真映えがする衣裳です。
赤地亀甲鶴丸紋
シンプルで力強く晴れやかな印象の吉祥柄
吉祥柄である鶴亀文様を、六角形の亀甲の地柄と丸紋の鶴で織り上げた打掛。
赤と金のみの限られた配色であるにも関わらず、奥行きのある赤地と純度を違えた金糸を使用することによって潔く深い魅力に溢れた一着になっています。
総絞り 舞
品格の中にも若々しさ、総絞りの貴重な一着
大きく羽ばたく光琳鶴を描いた色打掛は、この道60年の絞り師が400日もの長い時間をかけて制作した価値ある衣裳。
赤色だけの濃淡による主張が、控えめながらも力強く美しい逸品です。
鶴菱吉祥花
手織りの風合いが演出する高級感と格調高さ
日本三大織物のひとつである「川島織物」の色打掛。おめでたい赤、背縫いがない総絵羽模様が豪華絢爛な一着で、色糸による鶴菱の文様と吉祥柄が色彩豊か。しなやかな手織りが演出する高級感や格調は、挙式のシーンにこそ美しく映えます。
桐竹鳳凰文
特別な色柄、特別な一着を一生の思い出に
現代では制作することが難しいヴィンテージ打掛で、一枚の絵に織り上げた総絵羽模様で描かれた「桐竹鳳凰麒麟州浜」は、天皇の着衣にも使用されたという高貴な文様。
さらに同柄同色の品はダイアナ元妃にも献上されたという、大変貴重な一着です。