18.03.28
コツが知りたい!美しさに磨きをかける和装での立ち居振る舞い
憧れの花嫁和装を美しく着こなすためには、普段の生活で着慣れた洋服とは違った立ち居振る舞いが必要です。
たとえ選んだ衣裳やヘアメイクが完璧でも、姿勢が悪かったり動作がだらしなかったりでは、せっかくの花嫁姿も印象台なしに。
結婚式の当日は、大勢のゲストから常に見られていることを意識して、美しい姿勢と「ゆっくり優雅に」を今から心掛けておきましょう。
立ち姿勢のコツ
■からだが1本の線になるイメージで
正座する場合
■品格と優雅さを感じさせる美しい姿勢
立ち姿勢と同様に背筋を伸ばし、視線は2メートルほど先の下方を見る。
両膝をそろえて座り、両足の親指を重ね合わせて踵の上に腰を据えます。
手は左手を上、右手を下にして指先を重ねて腿の中心に置きます。
こうして女性特有の曲線美を生かす美しい座り姿に。
椅子にかける
■日常的な動作もおろそかにせず丁寧に
椅子に腰掛ける動作は日常的で、和装のときでも、つい気を抜いてしまいがち。
椅子の前に足をきちんとそろえて立ち、静かに腰を下ろしましょう。和装では、オビがつぶれないようにあまり深く腰掛けないのがコツ。座面の3分の2ほどの位置に腰掛け、両足を体の中央でそろえて軽く引くと良いでしょう。
お辞儀をする
■無理なくきちんと、心を込めて丁寧に
頭を下げるというよりも腰を折るイメージで行ってください。
両手は5本指をそろえます。吸う・吐く・吸うの息遣いで同じ速度で行います。
お辞儀は何度も行うのではなく一度で、きちんと心を込めて丁寧にしましょう。
基本の歩き方
■歩幅は小さく、摺り足気味に歩く
和装の場合に洋服の時と最も異なるのが、歩き方。
いつもより歩幅を小さくして、擦り足気味に、ゆっくりと足を運びます。草履のパタパタ音を出さないためには鼻緒にしっかりと指を入れ、草履を足に付けて歩くというイメージが良いでしょう。内股ではなく両足を平行に進めるのが正しい歩き方です。
扇子の持ち方
■正しく持って手元に美しい表情を
右手で扇子の要(かなめ)部分を持ち、左手で扇子の先を下から受け、親指で上から押さえます。
位置は、からだの正面。ウエスト辺りで持ち、息がかからない程度にからだから話すと美しいかたちになります。
視線を定める
■少し先を見ると美しく落ち着いた雰囲気に
顔の位置は、顎は上げ過ぎず下げ過ぎず、目線は真っすぐ見ると威圧感を与えてしまうので、少し先の下の方を見ましょう。
結婚式や撮影の当日は、緊張のあまり表情が硬くなりがち。自然に見える柔らかな表情を、鏡の前で日頃から練習しておくのがオススメです。